初恋失敗~スキー学習編~
ドックストアにストッパ下痢止めを買いに行く
小さい頃からお腹が弱い、気持ちの安定剤として持ち歩く。
ベンチコートを羽織って、フート被った僕は店内を歩く。
すると、同じクラスの女子がスキー学習に持っていくお菓子を探している。
小6のときも同じクラスであのIと両思いで通っていた子だった。そのときはすでに別れたとか何とか
小学校の頃は元気なタイプの子だったけど、中学に入ってからはおとなしくなった気がした。
彼女に僕は「よっ!」と声をかけると返事がない。
顔を赤くして、うなずくだけ。小学校の頃はそんなことなかった。
僕は会計を済まし、彼女に「じゃ」といい下痢止めを手にもったまま手を振って店を出た。
スキー学習の3ヶ月前にさかのぼり…
先生が僕らの男子グループに
「お前ら出し物に出ないか?」
スキー学習初日の夜に学年みんなが集まって出し物をやる。各クラスで先生が生徒に呼び掛けているらしくてやることになった。
当時、僕らはグループ名を【THEMEN】と名づけた。
これは僕が名づけたのだが、
先生が「お前らはミラクルHだ」と決められた。
以前も書いたように僕らは学校で下ネタの最前線を行ってた。
それは職員室でも話題だったらしい。
部活で顧問の先生にその話をされたときは恥ずかった。
出し物で何をやるかを考えたところ、劇と歌と躍りを僕らはやることにした。
劇は結構難しくて、こうしようああしようとどんどん話が広がり結局やめた。
そしてたどり着いたのが、自分たちで歌を録音してそれに合わせて踊ることだった。
歌は綺麗には歌わず、緩い感じにして、振り付けも自分達で考えた。
放課後、職員会議で部活が休みの曇りの日。
僕らは先生に許可をとり、空き教室で練習をしていた。
僕らは楽しくなり、どんどん大きな声で歌った。
ガタンッ!
急にドアが開き、学年で一番怖い先生が
「お前ら何やってるんだ?」
僕らが使っていた空き教室と同じ階で職員会議が行われていた。
「今日はみんな下校のはずだぞ」
そういわれると友達は
「◯◯先生に許可とったんですけど…」
「…そうなのか。でも、もう帰れ、会議やってるから」
そうして、その日は騒いでいたことを恥ずかしく思いながら七歩先の床を見る角度に首を傾け下校した。
そして、スキー学習が始まり…
今日はここまで!
続きを伸ばしてしまって読者に懺悔
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