僕の懺悔

これは僕が今までを書く場所。バカなこと、失敗談、辛かったこと、様々なことを書く。何故かって?友達に自伝があったら買うって言われたからだ。

僕、サッカーやめます。その5

ジュニアになってから1年がたった


小5になると新たな仲間が入る


1コ下の学年とセレクションで追加で入る同い年の仲間だ


誰だってそうだと思うが競争社会の中に新たなライバルが来るのは気が引ける


特にチームの中でドベな僕からしたら


ずっと同じ仲間がいいに決まってる


それでも数ヶ月共に過ごしていると仲良くなるもんだ


僕は新しく入ったメンバーとは結構仲良くなった


小5からは僕はオフェンスに配属することになり、


ポジションも一緒でなおさらだった嫌だった


違うのはそいつは得点力があって僕にはないことだった


そんな感じで春の訪れは過ぎ去って


夏がはじまろうとしていた


小学校のころの長期休暇は大抵サッカーでつぶるれる


当時は普通に夏休みを謳歌したいと思っていた


でも、今になればそれはそれでいい思いでだった


僕らは新たな公式戦がはじまり


これで活躍すればオランダに遠征に行けるものだった


運命なのか何なのか分からないけれど、


その主催者の1人に僕がジュニアに入る前に通っていた


サッカーチームのコーチだった


僕はとても気まずい


さんざん育ててからジュニアになると言って


そのチームを離れてしまったのだから…


会場は山の中だった天気は不安定でほとんど曇りだった


初日はどうだったかな、宿舎について終わった気がする


今だから言える


試合をやるよりも、宿舎でみんなでふざけて過ごす時間のほうがずっと好き


(ここだけの話でお願いします)


あと、父の説教がなくて楽


宿舎は少し古びていて


和式で他人の一軒家に4人くらいで部屋を割り当てられたような感じだった


廊下にはマンガが主に二種類、ゴルゴ13とジダンヌというものがあった、


あとは64のゲーム機


友達と「やる?」と話していたが、キャプテンに何しに来たんだって言われて言い返す言葉もなかった


マンガは世代はちがっていたがあるのがそれだったので暇潰しに読んだりもした


夜はそんな感じで過ごしていると、


友達が少しエッチなシーンを見つけて


僕や友達に見せてきた


それからエッチなシーン探しが少し盛り上がった


あまり興味のない友人に渡すと


みんながみてないうちにこっそり読んでたりして面白かった


次の日になると試合がとうとうはじまる


僕は少しコーチからオフェンスとして注目をされていて


スタメンででていた。


もう1人の仲の良い友達いっしょにオフェンスででていた


僕はなかなか点数が取れない


僕はドリブラーであってストライカーとしての能力は皆無


いつ試合に出れなくなるか怖かった


次の試合、次の試合とどんどん試合は繰り返され


試合の間はボールを使って遊んだり、


ウォーミングアップをしたり、思い返せば楽しかった


ある試合の間、ふざけた気持ちが抜けないまま


作戦会議がはじまった。


先頭でコーチの話を聞いている仲良い友達が後ろにいる僕のほうをチラチラみてくる


僕はそれを見てニアニアしていた


するとコーチと目が合ってしまい、


「なんで笑ってんだ」


僕は「友達Mがこっちを見てきて笑っちゃいました」


と答えた。


コーチは「お前ら試合出なくていい」


僕ら二人はその日試合に出れなくなった


あいたポジションにベンチに下げられていた低学年の県大会で活躍していた仲間が入った


僕らは互いに言葉も交わさず黙って試合を見ていた


その日の夜のコーチの話で僕らは怒られ


次の日を向かえた。


僕が試合に出れない間に試合にでていた仲間は結果を残し


僕と交代になった


まえから恐れていたベンチに僕は送られたのだった


試合でも活躍できなくて、ふざけて怒られる


最悪だ


親にも顔向けできない


なんだかんだで大会は終わったメダルを逃した成績だった


僕は前々から自分がこのチームにいていいのか悩んでいた


コーチにも見捨てられてそうな気がした


最終日になってバスで家に向かっている途中


鮎の手づかみをやった


サッカーあるあるかもしれないが冷たい水に入るだけで
アイシングといって運動後の足を休ませるのを兼ねていると言い張る


僕は元気にはしゃいだ


それで自分の存在を確かめていたのかもしれない


鮎を探しているとコーチが僕に


「そこに鮎が隠れてるからとりな」


僕に鮎の場所を教えてくれた、


少しだけ僕はここに居ていいと感じた



つづく