僕の孤独のグルメ~浪人編~
ちょっと息抜きに僕が大学受験で浪人したときの話をしよう。
大手予備校に入るかどうか?
僕は入らなかった。
浪人した同じ学校の人達と同じ予備校に行くのも違う気がしたし、勉強は1人で出来るものだと思っていた。
親と相談して通信の予備校に入ることにした。
親は自習室のある通信の予備校を選び僕は東大のある本郷三丁目に平日毎日通うことになった。
大学受験についてはまたいつか話したいと思うから、
今回はじ唯一の楽しみの夕食で起こったちょっとした小話がしたい。
夜の9時ごろ、今日もやっと自習が終わり。
夜の東京の町に出る。
どこにどんなお店があるかわかるアプリを入れた僕は、自習室を出ながら今日の夕食のお店を探した。
十代後半の僕はやっぱり大盛が食べたくて、よく大盛ラーメンを探しに行っていた。
といっても、そんなにラーメン屋も多くなく、たまにはカレー、そば、うどん、ハンバーグいろんなものを食べた。
思い返せば、1人で歩く東京の夜は辛く寂しいもので、終わりのない同じ道と同じ電車の音は僕の感情を無理やり押さえ込むのに最適だっただろう。
繰り返される日々から、逃げたしたかった僕は行ったことのない新たな店の前にきた。
そこは入り口だけが何軒も続く小さな店だった。
店のドアを開けると、縦に四畳ほど伸びた店だった。
左側に同じくらい伸びた調理場があり、若いメガネをかけた女性が軽く僕にあいさつをした。
手前のテレビ下の丸テーブルに座った僕は小さなメニューから今日の夕飯を選ぶ。
メニューの中に【オニオンライス】
ん?なんだろう、ご飯でお腹にも溜まりそうだな。
僕はそれとサラダと肉を頼んだ。
すると、すぐにお通しがきた。
そこで僕はここが居酒屋だったことに気がついた。
お通しは、玉ねぎを薄く切ったものに鰹節がのったもので普通においしかった。
テレビを見ながら待っていると次にサラダ、肉がでてきてご飯をくるのを待ちながら味わって食べた。
サラダも肉も食べ終わり
いつなってもオニオンライスがこない…
数分…
また数分…
ん?おかしいな…
僕はメニューを見直した。
オニオンライス、オニオンライス…
ん?
そこに書いてあったのは【オニオンスライス】だった…
僕はお会計を済まして店を出た。
お母さんにしっかり読みなさいと言われていたことを無視していたことに懺悔
あの一年だけで見れば同じ日々の繰り返しだったけど、
僕の人生で見ればあの一年は僕の人生に変化を与えたものだっただろうだから、もし、浪人してる人がいたら頑張れ
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。