初恋失敗~塾メン生まれる絆編~
数日は学校にも行きたくなかった。
一年の頃か二年の頃か覚えてなかったけど、
tちゃんに彼氏が出来たのは確かに一年の終わりだった。
それは、学校に行けたからだ。
なるべく教室内で過ごし、隣のクラスにいるtちゃんには会わないようにした。
思い返せば、ころころから定期テスト成績が一気に落ちて
お母さんから凄く怒られたのを覚えている。
(サッカーやってるからいいじゃん)
そんなことを思っていたけど、今思えばどんなに特技があろうと勉強が出来ないのはダサい。
出来ないくらいならできたほうが何だっていい
学生の読者そうゆうことだ
怒りに怒られた僕は、塾に入れられた。
そこは潰れたコンビニの後にできた小さなチェーン店の塾だった。
僕はその塾で信頼できる仲間ができた。
僕が入った当初は女子が三人、男子が五人くらいいた。
友達を呼ぶと図書券が貰えるというキャンペーンがあってだんだんと男子が増えていった。
次第に中学男子のノリが教室にあふれ、女子が減り、いなくなった。
男子も数人やめていったのは少し悲しかった。
塾の男子は全員中学校も同じだったので学校の話もできた。
更に仲が良くなったきっかけはみんなが自転車だったこと
夜、塾が終わるとみんなで自転車をこぎながらつまらないことで大爆笑。
凄い楽しかった。
みんなで遊び、みんなで塾に行き自習する。
自習を脱け出し、遊びに行く。
中2になり、毎日を過ごしてある日の夜、
可愛い子、好きな子の話になる。
僕に話を振られ、このメンバーなら言っても大丈夫だと思った僕はだんだんとヒントを与える。
すると、1人が顔を上に向け数秒、目が少し大きくなって
僕に「t?」と尋ねた。
僕は軽く照れながら正解だと言った。
今まで好きな人を一切語らなかった僕が語ったことにみんな少し真剣だった。
それからは学校でも僕とtちゃんが話したりしているときなど彼らは目でニアニアしていた。
けど、今になっても僕が周りには言わないで欲しいという約束を守ってくれている。
女子を少なくしてしまったことに塾の先生に僕は懺悔する
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