僕の懺悔

これは僕が今までを書く場所。バカなこと、失敗談、辛かったこと、様々なことを書く。何故かって?友達に自伝があったら買うって言われたからだ。

親友が消えたその日から final 【僕の懺悔】

なんてことをしてしまったんだ



後悔したときはもう遅かった


僕の親友は不登校になった









あの日、夏の自習の2日目。


僕は嫌な予感がよぎった


けど、他の友達と遊ぶのが楽しくて


部活に疲れて、塾に追われて


親友を後回しにした




親友の来ていない部活に行き、そして、


ゲーセンに行き、自転車で遠くまで行ったり


それは楽しかった


2学期がはじまり、親友は学校にこない


はじめは風邪を引いてるだけだと聞いて


わずかな希望をもって親友が来るのを待っていた


数日過ぎても親友はこない


僕はやっと気づいた、親友はこない


もう来ない


分かってたはずなのに



外はもう半袖じゃあ寒い


僕は部活終わり、赤い夕日を追うように親友の家に向かう


親友はアパートに住んでいる


そこはあまり日の当たらない湿った場所に見える


僕はインターホンを押す


…出ない


僕は知ってる。


親友の部屋はなんどか押さないとでてこない


何回か押した


すると、親友のお兄ちゃんが出てきた


僕は「◯◯はいますか?」


親友の兄は「いま、いないんだよね…」


分かりました


僕はこれ以上言ってもしょうがないと思ってその日はさった


次の日、僕はまた学校終わりに親友の家にいった


するとまた親友の兄が出てきて同じことを言う


その次の日も行った


また、兄が出てきて同じことを言う


僕は気づいていた。


親友は家の中にいると


ただ、僕が来るのを親友は嫌がってるのではないかと思いはじめた


それから、僕は親友の家に行かなくなった








それからの人生、たくさんの大切な仲間ができて


僕は楽しく、また辛いことを共有して、たくさんの思い出を作ってきた


自然と彼の存在は薄れていった




けど、ふと思う、彼は今どうしているのだろう?


僕はどうすれば良かったのだろう?


大人になって僕はよく彼を思い出す。


本当にごめん。


もし彼と一緒に体育祭をしたら、もし学園祭に彼がいたら


僕の人生も、彼も変わっていたのだろう


これは僕が勝手に彼を救えなかったと思ってるだけかもしれない


匿名だからこそ、ここで言わせてください。


ごめん。もっと一緒に学校生活を過ごしたかった。
ごめん。ずっと親友でいたかった。
ごめん。なぜ、学校に来なくなったか教えて欲しい



ごめん。














大人になって、久しぶりに地元に戻ってきた。


小学校の友達、中学校の友達、高校の友達、予備校の友達
サッカーの友達、家族。


久しぶりに会って昔話をしたり、騒いだり本当に楽しかった。


今、僕に出来ることは今いる仲間を大切にして
楽しく過ごすこと


それしかない、し、それが好き




1人の友人が言った




「そういえば、お前の親友、あそこの100均でバイトしてたよ」





「…僕は会えない」





結局、僕はそんな人間だった




僕は本当に彼に謝りたいのだろうか、


もしかしたら、謝るという言葉は間違ってるかもしれない









僕は誰に懺悔しているのだろう











終わり