僕の懺悔

これは僕が今までを書く場所。バカなこと、失敗談、辛かったこと、様々なことを書く。何故かって?友達に自伝があったら買うって言われたからだ。

少年、サッカーの記憶~失くなった2000円の行方と小2の僕は合宿で眠れない~

小学2年生のとき、


引っ越し先のサッカーチームで三泊四日の合宿が夏にあった。


確か人生での習い事でのお泊まりは初めてだった気もする


早朝、ボストンバッグほどの大荷物をもって車で10分ほどのサッカースクールに向かった


サッカーコートの前にはブルルルル鈍い音をたてながら


子供たちの迎え入れるバスとコーチがいる


実は、合宿は3・4年の合宿で、


現代語でいう意識高い系の子供の親は2年から行かせる


僕の親もその1人で他にも何人かいる


そんな同年代や1つ年上の友達たちの朝が早い。


元気にバス前の道路で鬼ごっこ


みんながはしゃいでる時に、1人出来上がってないテンションで入るのは結構恥ずかしいのもがあった


出発となれば、みんなバスに乗り込み仲間の中には


朝ごはんをバスでたべるやつ


二度寝をバスで始めるやつ


サッカーの合宿でありながら、やっぱり遠足気分


それをコーチに怒られるのが今になってみたらまたいい


どこに向かったなんてどうでもいい、ただ遠くに来た


それが少年には強く心を陶酔させる


宿舎に着けばどんな部屋、誰と同じ部屋になるのか


それ以外は興味なかった


なぜだろう、サッカーの合宿はいつも年期の入った宿舎なんだよな


大人になった僕は、逆にそんな宿を願ってしまうのだが


1日目は午後に軽く運動して終わるのが定番


みんなで貸し切り状態の大浴場に行って、


体をあらって


泳がない程度に泳ぐ、これが懐かしい


部屋に戻るときには誰かの白のブリーフが廊下に落ちているのはめちゃくちゃ笑った


夕食後は小さなゲームセンターでゾンビを倒し、とりあえず少しお土産も買った


面白い奴がいて、ゲームセンターの両替機で持ってきたお小遣いを全て10円玉変えていた。


ギザ10が欲しかったらしい


両替機の10円玉が無くなり、管理人のおじちゃんがくると10円玉が無くなっていることに首を傾げていた


事情を知っている僕は1人で笑っていた


2日目になると練習が始まり、午後からの大会の準備もあった。


合宿先は山の中だったので天気が変わりやすい。


スポーツやってる人は分かると思うけど、


あのスパイクまでびしょ濡れになっる不快感はなんとも言えない


全てが終わり、宿舎に戻り夕食を終え


部屋に戻っり財布を開けた、


すると、お小遣いの2000円が無くなっていた


部屋の友達は誰も知らないらしく


僕はコーチのところにいって現状を伝えた


コーチは2000円をくれると言ってくれたが


純粋な僕は親から言われていた人から借りたり貰ったりするなという約束を守り


コーチからも貰わなかった


それからの4日間は地獄だった、


みんながジュースを買ったり、子供が好むアクセサリーを買ったりしてるのが羨ましくてたまらない


そんな、楽しく、苦い経験を貰った初めての合宿だった


今思えば、部屋の誰かが盗んだのだと簡単に想像ができる


時代が時代だったし、サッカーをやりに来ているのだから


あまりコーチも深く詮索はしなかった


子供の教育も踏まえたらやるべきだったね


誰が僕に懺悔をしているだろうか?